受話器の向こうから人の声が聞こえてくる電話、自分が反応すると相手が答える、小さな子どもにとってこんなに面白い玩具はありません。ですが、普段から電話を玩具のように触らせていると実際に電話がかかってきた時に子どもはそのまま遊びの延長で電話にでてしまいます。
お祖母ちゃん、お祖父ちゃんであれば「可愛い孫の声が聞けて嬉しい」となりますが、全ての人に通じることではありません。
電話は“社会との接点”であり、その人の印象を決める重要な要素であることをご存じでしょうか?
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が知っておきたい電話のマナーについてお話します。
■電話の出方が悪いとマイナス評価される
最近の家庭では、家に固定電話を置かずに携帯電話を使う人が多くなってきています。連絡先も携帯電話にしている人も多いです。すると友達、家族だけでなく様々な人から連絡が入ります。
そんなとき、面倒くさそうに「もしもし」と出たり、ぶっきらぼうな対応をしたり、相手が誰だかわかってから急に声のトーンをアップしたり丁寧な対応に切り替えたりする人をよく見かけますがいかがなものでしょう。
電話してきた相手が園長先生だと知って「あっ!いつも大変お世話になっております」と急に丁寧な言い方に直して声のトーンを豹変させても後の祭り……。「マナーが出来ていない親。相手によって態度を変える人ね」と思われてしまいます。
■電話は「社会との接点」
電話は社会との接点と言えます。学校や夫の会社の上司からかかってくるかもしれません。
“メラビアンの法則”というのをご存じでしょうか? アメリカの心理学者アルバート・メラビアンの概念として知られているもので、初めて会った時にその人を認識する割合を以下の通り数値化しています。
・言葉や話の内容・・・7%
・口調、声の質、話す速さなどの聴覚情報・・・38%
・見た目や表情などの視覚情報・・・55%
電話は相手の顔が見えません。視覚情報がないわけです。