小さい子どもって、すぐ便が緩くなりがちですよね。下痢になると、おしりがかぶれたり、おむつを大量に消費したり、本当に大変!
子どもを下痢にさせないように、予防策があれば知っておきたいもの。
実は最近の研究で、子どもの下痢予防に、日本でもこれからの季節よく見られる“ある食べ物”が有効であることがわかったそうなんです。
というわけで今回は、“子どもの下痢予防”についてお伝えします。
■子どもの下痢に有効な「OSP」って?
子どもの下痢を予防するのに有効な、ある食べ物とはいったいなんなのでしょうか? それは、“オレンジサツマイモ”(Orange Sweet Potatoes)。
国際食糧政策研究所がアフリカで行った研究によると、オレンジサツマイモ(OSP)を食べたアフリカの子どもたちは、食べなかった子どもたちに比べて、下痢になる率が著しく低下したのだそうです。
詳しく説明すると、1週間以内にオレンジサツマイモを食べた5歳以下の子どもの下痢の発生が、食べなかった子どもに比べて42%低下し、3歳以下の子どもの場合には、なんと52%も低下したとのこと。
また、罹患率だけでなく、下痢の期間も5歳以下で10%、3歳以下で25%も短縮されたということなんです。
なぜオレンジサツマイモが子どもの下痢の予防に有効なのかというと、オレンジサツマイモに含まれている“β-カロテン”にその秘密があります。オレンジサツマイモにはβ-カロテンがたくさん含まれていて、これがオレンジの色素の元になっているのですが、このβ-カロテンは、食べた日のうちに“ビタミンA”に変換されます。
ビタミンAは、腸の内皮細胞で細菌の侵入を防御するのを助けるために使われる成分。
よって、ビタミンAの元になるβ-カロテンがたくさん含まれるオレンジサツマイモは、下痢の予防にとても効果があるということなんですね。
ちなみに、日本では“オレンジサツマイモ”という名前では売られおらず、“オレンジ芋”と言われる『アヤコマチ』が、β-カロテンを豊富に含むサツマイモとして販売されています。