東京・築地といえば日本全国の誰もが知る巨大市場。築地場内や場外で働く人たちは食材を見る目や味わう舌が肥えているため、おいしいお店がたくさん存在する。
しかし築地の場内は2016年に移転が決定しており、現在の場内のお店はこのタイミングで無くなってしまう。つまり今の雰囲気で味わう事は二度とできない、築地場内はまさに今年ラストイヤーという非常に悲しい状況なのだ。
今回ご紹介するのは築地の代名詞とも言える寿司。代名詞とも言える「寿司」であるため築地場内には合計11店もの寿司屋が存在しているのだが、その中で最もおすすめしたい穴場的存在のお店が「磯寿司(いそずし)」だ。
豊富なネタをお腹いっぱい食べる事が出来る
まずオススメしたいのがこちらの30食限定のメニュー。通常であれば5000円程度するメニューだが、30食限定でその半額に近い2400円(税別)で提供している。トロやウニなどの高級なネタはもちろん、イカやアジなどしっかりとした味わい深いネタをリーズナブルに堪能できるのがこちらのお店の特徴だ。
固めのシャリとネタがよく合う
人それぞれの好みだが、こちらのシャリはすこし固めに炊かれている。それぞれの素材が素晴らしいからこそ、少し固めのシャリでご飯を主張してくる、その口の中で押し返してくる素材感がたまらない。
トロはしっかりとマグロのコクを残しつつも、口の中でほどけていくシャリと最高のハーモニーを奏でてくれる。トロそのものの素材もいいため、油っぽさはまったくなく、食べ終わった後もキレのよいマグロの甘みだけが口の中に余韻を残してくれる。