飛び降り自殺をしようとしている男性を救ったのはなんと1匹の猫だった!(アメリカ)

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飛び降り自殺をしようとしている男性を救ったのはなんと1匹の猫だった!(アメリカ)

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 10月7日、午後2:30頃、カリフォルニア州サンフランシスコのサウスオブマーケットで、パトロール中の警察官がナンバープレートをつけていないトヨタの白いハイランダーを目撃した。

 警官は車を呼び止め、運転していた男性に職務質問した。歩道に座り受け答えしていた男性だったが、コンピューターの照会によって車が盗難車であることが判明すると、いきなり建物の中に逃げ込んだ。男性は取り乱し、ハリソンストリート沿いの建物の3階の窓から身を乗り出し飛び降り自殺を図ろうとした。このままでは危ない!

 サンフランシスコ警察は、人質ネゴシエーター、戦術隊、バイク隊、交通課から応援部隊を緊急派遣した。万が一に備えながら窓の下に防護マットを敷き、人質ネゴシエーターが非常階段で崖っぷちに追い詰めらた男性の説得に当たった。しかし、その甲斐もむなしく、こう着状態のまま3時間が経過する。

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 こうした状況における一般的な戦略は、自殺を図ろうとする人物の家族を呼び、思いとどまるよう説得してもらうことだ。今回の事件でも、ネゴシエーターが優しく説得に当たっている間、イーストベイに住むその男性の家族に説得要請が出された。

 やっと家族が到着した。人間の家族だけではない。警察は男性が大事に育てていたという茶トラ柄の猫も一緒に連れてきた。ある警官が、男性はその猫をかわいがってたという情報を知り、連れてくるように依頼したのだ。

 猫はネゴシエーターに手渡され、男性の説得交渉に参加してもらうこととなった。ネゴシエーターと共に非常階段へと向かった猫。この猫がまさに奇跡を呼ぶこととなる。
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