もし、夫が亡くなったら……想像もしたくありませんが、万が一の時に備えておきたいことは色々あります。
恐ろしいことに、“家にお金がないわけではないのに、お金が使えない”という事態が発生する場合があるんです。
今回は、実際によくある「葬儀代が出せない」という悩みと解決策を死別のシングルマザーから相談が多いファイナンシャルプランナーの筆者がご説明させていただきます。
■まさか!夫の葬式代が出せない
「夫の銀行口座からお金が引き出せないです……」
「え!?」と思われるかもしれませんが、このように葬儀代などまとまったお金が必要になり、銀行に行くと“お金が引き出せない”ことは実際あります。
葬儀代だけでなく、当面の生活費も含めて残された遺族は途方にくれてしまいうことになります。
■なぜ、夫の銀行口座から引き出せないの?
夫が死亡すると夫名義の銀行口座は“凍結”されます。
そうなると、妻や子どもであっても故人の預金を引き出すことはできません。なぜなら、夫の死亡によって“相続”がスタートするからなのです。
では、いったいどうしたらいいのでしょう?
■葬儀代・生活費いったいどうしたらいいの?
まず、万が一の時のために夫だけ(あるいは妻だけ)に預金を偏らせないことが大切です。
自分の銀行口座であれば、もちろん引き出しは可能です。
しかし、夫の死亡後であれば、
・生命保険などの保険の受取り手続きを行い、現金を受け取る
・ひと段落するまで兄弟姉妹に現金を借りる
など行いましょう。
何もかもひとりでするには大変なので、兄弟姉妹やご加入の保険会社の担当者に相談しながら現金を工面しましょう。
いかがでしたでしょうか?
今回は、夫の口座に預金がある場合でしたが、借金など夫の資産がマイナスの場合はより慎重に行動が必要です。
マイナスの資産があることがわかれば相続放棄という手もあります。すぐに弁護士など専門家に相談しましょう。
(加藤葉子)
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※ Johan Larson / Shutterstock