「インドネシアで"中国の悪夢"が起こる可能性は否定できません」
と心配そうに語るのは、全国紙外信部の記者だ。
10月2日、インドネシア政府は、首都ジャカルタとバンドンを結ぶ約120キロ間に、中国製の"高速鉄道"を走らせることを決定した。
「世界の先進国も"なぜ日本の新幹線ではなく中国なんだ!?"と驚いています。日本の新幹線は世界も絶賛する高度な技術と安全性を備えていますからね。対して中国の高速鉄道は、ご存じの通り4年前に大事故を起こしています」(前同)
2011年7月。中国の温州市で起こった、あの大惨事は今も記憶に新しい。
「高架橋上で停車中の高速鉄道車両に、別の列車が追突。追突された車両は、約20メートルの橋上から落下し、宙吊りとなりました」(同)
中国政府の発表では死者40人だが、実際の死者数はもっと多いといわれている。
「中国政府は事故から4日後、落下車両をその場で完全に埋めたんです。隠蔽工作に違いありません」(同)
それにもかかわらず、中国の高速鉄道を採用したインドネシア。この事業にはもともと日本も名乗りをあげていた経緯がある。
「インドネシア政府は2~3年前から日本の協力のもと、新幹線を走らせるつもりでいたんです。ところが半年前から中国が必死の売り込みをかけ、日本から権利をもぎ取ったんです」(中国事情に詳しいライター)
日中"営業勝負"の分かれ目はズバリ、金!
「中国政府は"事業費の全額融資、政府の債務保証は求めない"と破格の条件を提示。要はコレ、無料で新幹線を走らせますよ、という意味。こんな話、どう考えてもありえないんですが、インドネシア政府は食いついてしまったんです」(前出の記者)
これには菅官房長官も「まったく理解できない」と懸念を露わにしたが、むろん、中国はそんなお人よし国家ではない。中国事情に詳しい評論家の宮崎正弘氏は、こう言う。
「インドネシア、哀れ! というしかないね。これまでの中国の手口から考えれば、必ず事業の途中で、"金を出せ"や"金利を上げる"と言い出します。
次はインドネシアで危機が!? 中国製「手抜き新幹線」の激ヤバ
2015.10.30 07:00
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