「写真と違いすぎる料理」は、どこまでならOK?

| 学生の窓口

飲食店で料理を選ぶ手がかりとなる写真やサンプル。おいしそう!と思って注文したが、写真よりも「見劣り感」あふれる料理が出され、マジかよ!なんて思ったことが一度はあるだろう。

メニューと料理の違いは、どこまでならOKか? スーパーに並んでいる「食品」は公正競争規約の厳しい定めがあり、表示と違う!なんてことが起きにくいようになっているが、飲食店で出される料理は「ほぼ」自主規制状態で、細部にわたる規則はない。素材が違う/量が圧倒的に少ないなどは優良誤認(ゆうりょうごにん)として「不当表示」となるが、盛り付け方の違いや「おいしそうに見えない」などは許容範囲内。見るに堪えないような料理が出されたら「作り直してください」と伝えるぐらいが関の山なのだ。

■消費者を守る「公正競争規約」
スーパーなどで販売されている「食品」は、料理するなり食べるかしないとその価値がわかりにくい。とくに加工食品は成分などを記した「食品表示」に頼るほかない。もしこの表示がない、またはウソが記載されていたら、消費者は安心して購入できなくなってしまう。そこで「公正競争規約」と呼ばれる厳しいルールに基づいて「表示」されている。
なかでもわかりにくいのは肉で、よほど目の肥えたひとでも産地を見分けるのは困難だろう。そこで牛/豚/鶏はもちろんのこと、羊肉は生後1年未満がラム、1年以上はマトンと表示するなど細部にわたってルール化されている。
多くの肉は100gあたりの価格を表示すればOKだが、ステーキなどは「1枚」「1切」いくらの表示が必要になる。これはステーキ=「1枚の肉」と連想するのが当たり前だからで、1枚で300gか、合計300g分かでは価値が異なる。今夜は奮発してステーキと思ったら、こま切れの肉が合計300g分入っていた!なんてことが起きないようになっているのだ。

■メニューには「景品表示法」
対して飲食店には「公正競争規約」がない。たとえば食肉として販売する場合は「原産地表示」が必須だが、料理店では不要なので、悪意を持って偽装された例も少なくない。そこで重要なのが景品表示(けいひんひょうじ)法で、表示義務あり/なしに関わらずウソは許されない仕組みになっているのだ。

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