光熱費が安くなるかもって本当?

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電気に続き、ガスの小売り自由化が始まる。現在は住所によって供給会社が自動決定するため「言い値」に従うほかないが、スマホや携帯のように「乗り換え」できるのは、消費者にとってありがたい話である。

2016年から始まる自由化で、光熱費は安くなるのか? 低価格戦略はもちろんのこと、電話や携帯などとの「セット割引」もOKなので、今より安いプランは見つかるだろう。ただしガスの自由化は1年遅れの2017年で、来年は前哨(ぜんしょう)戦に過ぎない。1年間は様子を見ていたほうが良さそうだ。

■自由化後も存在する「料金規制」
現在、電気や都市ガスの供給会社は「住所」によって決まり、個人には使う/使わないの選択肢しかない。これは電気事業法、ガス事業法によって運輸大臣の許可を受けたものしか供給できないと定められているからで、安定した供給ができるか?勝手に値段をつり上げたりしないか?をチェックするのが目的だった。来年から始まる自由化ではこの規制が緩和され、新規参入が可能になる。いくら法律の定めとはいえ、独占状態であれば価格を下げようとする努力は薄れてしまうので、それを解消するのも自由化の目的のひとつだ。

自由化が始まったら、かえって値上がりしないのか? これもあり得る話で、原料が高騰すれば、各社とも値上げするだろう。ただしこれは現行制度でも同じで、とんでもない値段になれば市民は生活もままならない。そこで誕生したのが「料金規制」で、生活できないような金額になるのを防ぐ仕組みがある。自由化後も4〜6年は料金規制が続けられ、「もう大丈夫」となってから廃止される予定なので高騰する心配はない。

■ガス+電気は最強コンビ?
供給会社を乗り換えると、どんなメリットがあるのか? 今までの半額になることはないだろうが、「その他」の特典が受けられる可能性は高い。ほかの分野との「セット販売」が許されているからだ。

電気の小売りにはすでに多くの企業が名乗りをあげ、
 ・携帯電話会社 … 電気 + 携帯の通信料
 ・ガソリン会社 … 電気 + ガソリン
のセット販売が検討されている。電気代を大幅に下げられなくても、トータルで「お得」なプランが選べるようになるのだ。

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