毎日決まった時間に眠くなる、目覚ましをセットしなくても、いつもと同じ時間なら起きられるなど、体内時計は私たちの生活のリズムキーパーともいえます。
でも、“体内時計”という言葉こそよく耳にするものの、実際どういう仕組みで動いているのでしょうか? 今回はパキスタンのオンラインニュース『The News Tribe』を参考に、睡眠と体内時計にまつわる4つの事実についてご紹介します。
■1:体内時計は光によって決定づけられる
私たちが見た光は、視神経によって脳のいくつかの部分に伝達されるのですが、そのうちのひとつに“松果体”と呼ばれる、メラトニンを分泌している大脳の器官があります。メラトニンは、私たちの眠りを促すホルモン。
光の多い日中では、松果体が生成するメラトニンの量は少なく、光が少ない夜間では多く分泌されます。また日中は、体内時計の中枢を担う視交叉上核(SCN)により、ブドウ糖や脂質などの熱源をエネルギーに変換するコルチゾールが活性化され、体温を上げるように脳が訓練されます。これらふたつのホルモンの共同効果により、私たちは目が醒めるのです。
■2:体内時計は赤ちゃんのときから動き始める
体内時計は概日リズムをコントロールしており、睡眠と覚醒の24時間サイクルもこれにあたります。
概日リズムとは、約24時間周期で変動する生理現象のことで、体温と、睡眠に関係するホルモンの分泌により調整されます。動物、植物、菌類など、ほとんどすべての生物に存在しています。
■3:ティーンエイジャーの体内時計は特別
10代のころは夜ふかししても全然平気だったのに、いまは眠くて仕方がない。そんな経験はありませんか?
10代の体内時計は、成人や幼児とくらべて睡眠時間の遅延が発生しています。これは、メラトニンが夜の遅い時間に多く分泌されるからで、午前は3~7時、午後は2~5時と、3時間のずれが発生する傾向にあります。
そのため、23時前に寝つくのは難しくなるのです。夜ふかしは単なる“若気の至り”ではないのですね。