仕事も軌道に乗り、所帯を持つ人の増える30代。人生の幸せへの階段を着実に登りはじめた世代のはずですが、最新の研究によって、その30代の生活満足度が低めであることがわかりました。
他の研究報告書でも、中年の死亡率が自殺や薬物乱用によって上昇していることが判明。
いったい、30代に何が起きているのでしょうか?
■幸せであるはずの30代に対する幻想
年齢を重ねることで期待される収入も地位も幸せも、もはや期待できないものなのかもしれません。
サンディエゴ州立大学のジェーン教授は、30代を形づくっている現在の態度やいままでの影響について調査しましたが、「若いころの方が幸せだった」と思っている人が多かったのです。
1970年代からはじまったこの調査結果からみても、幸せであるはずの30代の満足度は、着実に低下しているようです。
他の専門家も同じような結果に行き着いています。
特に金銭面において、理想と現実に差があることが伺われます。余裕が持てるはずの30代に対する理想は、幻想であるという現実を突きつけられているのです。
たとえば、あるワシントン大学の21歳の学生は、すでに適切な大学教育を受けることすら難しいと考えています。両親に取って、子どもを大学に通わせることはかなりの経済的負担になっているのです。
■ティーンと30代の生活満足度の違い
アメリカの調査では、成人の3人に1人が「とても幸せ」だと回答しました。
しかし年代別で見てみると内容は異なります。ティーンの生活満足度は上がっており、1970年代で12歳の「とても幸せ」回答者は19%、2010年代は23%でした。
しかし、30代の回答は、1970年代初頭で38%だったのが今日では33%へ低下してしまいました。
長年モニタリングに協力してきたシアトル在住の49歳女性エミリー・バルデス氏も、予測した30代と現実の30代の差について述べています。
「人生はもっとシンプルなものだと思っていた。