こんにちは。深沢真太郎です。ビジネスパーソンを数と論理に強くする「ビジネス数学」を提唱する、教育コンサルタントです。
「数字に強くなるために、日経新聞を読みましょう」
そんな主張を聞いたことはありませんか?
たしかに日経新聞は計指指標や様々な企業の業績が数字で記載されています。読むことで、数字に対する感覚が養われるという主張は一理あります。
しかし、ほとんどの方が「読み方」を間違えています。私が提案する読み方はこうです。
記事から読んではいけません。
いったいどういうことか、説明します。
■数字に強くなる「新聞の読み方」
実はほとんどの方は、新聞をこういう順序で読んでいます。
まずタイトルを読み、概要をつかむ
→記事を読む
→念のため表やグラフなど、補足資料も読む
しかし、残念ながらこれではいくら毎日頑張って日経新聞を読んだところで、数字に強くはなれません。数字に強くなるための読み方はこうです。
まずタイトルを読み、概要をつかむ
→表やグラフなどを読み、その数字から何が言えるかを推測する
→最後に記事を読み、答え合わせする
単に数字を眺めているだけでは、残念ながら数字に強くはなれません。その数字から何がいえるのかを自分なりに考え、仮説を立て、確認する行為をして、はじめて数字に対する感覚は鍛えられるのです。
前者の読み方だと、それをすることなくいきなり事実関係や考察を読んでしまいますので、事実の把握はできても、数字に強くなるトレーニングにはまったくならないのです。
■記事は最後に読んだ方がいい理由
1つ例を挙げましょう。
今年の7月、「アルバイト、時給1,000円時代」というタイトルの記事が日経新聞に掲載されました。その記事内には、この数年アルバイトの時給が急激に上昇していることを表現する折れ線グラフもありました。