「サイコキネシス」「テレパシー」「クレアボヤンス」「テレポーテーション」など、数々の超能力を持った主人公が登場する漫画があります。その超常の力を使った活躍にはわくわくさせられますね。今回は、超能力者を主人公とした漫画で傑作といわれるものをご紹介します。
●『バビル2世』横山光輝
ある日、山野浩一という少年が夢でバベルの塔に呼ばれるところから物語は始まります。怪鳥にさらわれるようにしてバベルの塔に着いた少年は、はるかな昔地球を訪れた宇宙人・バビル1世の子孫だと告げられるのです。バベルの塔はコンピューターが管理する一種の要塞で、少年は「バビル2世」となりバベルの塔を受け継ぎます。ロデム・ロプロス・ポセイドンという三つのしもべを従えた超能力少年・バビル2世は、世界征服をたくらむ超能力者・ヨミとの果てしない戦いに身を投じるのです。
●『絶対可憐チルドレン』椎名高志
超能力者が増加している世界を舞台に、レベル7という最も強い超能力を持つ三人の少女、このチームを管理する青年を主人公に物語は展開します。超能力者集団と一般人が戦争になるという未来を知った青年はなんとかそれを阻止しようとする……というストーリーを縦軸に、椎名先生らしいギャグいっぱいの面白い展開が楽しめる作品です。現在は、縦軸部分はいったん解決、登場キャラクターが魅力いっぱいに活躍するお話が進行中です(現在も『週刊少年サンデー』で連載中)。
●『童夢』大友克洋
マンモス団地で変死事件が連続して起こりますが、これは「チョウさん」という老人が超能力で引き起こしたもの。「エッちゃん」という少女が超能力でこれに挑むが……というストーリーです。超能力者の戦いが淡々としかし圧倒的な表現力で描かれます。大友克洋先生のストーリーテリング、描写力に引き込まれずにはいられない作品です。『AKIRA』以前に描かれた大友先生の大傑作なのです。