30代の突然死が急増中!自分の死後のお金トラブルを避ける方法

| Suzie(スージー)
30代の突然死が急増中!自分の死後のお金トラブルを避ける方法

ひとり暮らしをしていると、体調を崩したときに心細くなったり、「自分がもし倒れたら誰か見つけてくれるのかな……」と不安を感じたりするもの。

実はいま、孤独死の増加が指摘されています。

現在は年間死亡者数約125万人のうち、孤独死は約3万人。しかし未婚者の増加や単身化が進む日本では、2040年ごろに孤独死者が年間20万人に達すると予想されています。

孤独死は高齢者に限った話ではありません。30代、40代の突然死が増えているという統計もあり、若い世代にも決して他人事ではないのです。

では万が一のときのために、おひとり様はなにをすればいいのでしょうか? ひとつは、自分の死後にお金のトラブルが起こらないように、今からできることをちゃんとしておくことです。

そこで今回は節約アドバイザーのヨースケ城山さんに聞いた、おひとり様の死後トラブル対策をご紹介します。

■1:自分の借金を把握する

まずは自分に借金があるかを把握しましょう。もしあれば、「どれだけあるか」がわかるように書類をまとめておきます。相続の問題があるからです。

たとえ少額でも、財産は相続する権利がある「法定相続人」に移転します。生涯独身の方の場合は、父母か兄弟姉妹に財産が分割されることになります。

ですが借金があると、その分も法定相続人が相続する必要性が生まれます。借金をしていることを隠したまま死んでしまうと、法定相続人は普通に相続して、借金も引き継いでしまうことになるのです。

ただし借金があることがわかっていれば、相続放棄という制度を利用し借金を相続せずに済むことができます。相続放棄とは、法定相続人が相続の開始があったことを知ったときから3か月以内に家庭裁判所で相続の放棄ができるというもの。

そのため法定相続人が借金の相続をしないよう、借金がある場合は書類整理をおしておくことが大事。返済計画書や督促状、カード明細書などをファイルで保存しておきましょう。

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