30代の突然死が急増中!自分の死後のお金トラブルを避ける方法 (2/2ページ)

Suzie(スージー)

■2:カードローンはすべて書面に残しておく

借金のなかでも、カードローンの借金がある場合は要注意です。複数の貸金業者から借金をしている人は、どこからお金を借りたかわからない状況になっていることも……。

ですが、身内に迷惑をかけるのは避けたいもの。大変な作業かもしれませんが、自分がどこから、いくら借りているのかがわかる書類を作成してください。カードの明細書は必ず残しておきましょう。

また知人からお金を借りている場合は、書面がないことがほとんど。しかし本人が死亡して記録がないと、あとで貸した金額以上を法定相続人に申告してくる可能性もあります。

そのため知人からの借金がある場合は、借金の一覧表をつくってください。借りた人の名前と金額、返した額などを記載しましょう。

■3:預貯金を預けてある銀行も書面に残しておく

書面に残しておくのは、借金だけではありません。預貯金のある場合は、自分が利用している銀行名と口座名、口座番号を書いておきます。暗証番号や印鑑の場所等は危ないので記載しないでくださいね。

亡くなると銀行口座は凍結されますが、相続開始以後は口座が解約され、相続人による預金の払い戻しが可能になるのです。

また、おひとり様の場合は、家計状況を内緒にしている人が多いはず。しかし身内には、少しずつお金のことを打ち明けることも大切になってきます。

もしものとき、なにも準備をしていなければ、身内が相続で大変な思いをするかもしれません。一生独身で生きていくと決めたなら、身辺整理は定期的に行うようにしたいですね。

(文/椎名恵麻)

【取材協力】

※ ヨースケ城山・・・節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、AFP、住宅ローンアドバイザー、年金アドバイザー。

著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』にもまとめられている。

ブログ『節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ』では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。

【参考】

※ ヨースケ城山(2012)『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』 ごま書房新社

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