浪費はほとんどの場合、空虚感や孤独感など心の隙間を埋めるための代償行為です。本当に心が満たされているわけではありません。
ありがちなのが、余計な買いものや、パチンコやホストにはまってしまうこと。
今回は、この代償行為がどれほどの無駄になるのか、節約アドバイザーのヨースケ城山さんに計測していただきました。
孤独を感じたとき、こんなことにお金を使っても不安の解消にはなりません。絶対にやってはいけない無駄遣いだと心に刻んでもらえればと思います。
■1:ほしくもない装飾品を買う
必要でもないものをつい買ってしまう、お金があるとあるだけ使ってしまう、という場合は浪費癖である可能性があります。買いものをすることで、満たされないなにかを満たすための依存心のあらわれだということ。
心のブレーキがかけられず、コントロールがきかなくなり、お金を使うことの快感、高揚感から抜け出せない状態であるといえます。
お金を使うこと自体が快感なので、買ったものは開封せず部屋に置きっぱなしということもあるほど。症状がひどくなってくると、友だちにプレゼントを突然あげたり、一緒に買いものに行って友だちの分も買ってあげるというような行動にもなりがち。
ここまで行くと買い物依存症です。しかもお金を使うことが目的なので、借金してでも繰り返しがちです。
こうなると自分自身でなおすのは難しいため、専門医にかかることが必要になってきます。
実際に、『買い物依存症OLの借金返済・貯蓄実践ノート』(合同フォレスト)の著者・ファイナンシャルカウンセラーの西村優里さんは買いもの依存症で500万円もの借金をしています。
500万円といえば、自身の年収以上の額であるはず。お金を使うことによって不安感を減少させる行為は、絶対にNGです。
■2:パチンコにはまる
パチンコ屋は騒がしく、人をトランス状態にしてくれます。しかし、孤独感からパチンコに行くのは危険です。