本質をつくものばかり! 漫画『寄生獣』の名ぜりふ7選!

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岩明均先生の傑作漫画『寄生獣』は「人間とは何か?」という問いを突きつけてくる漫画です。この漫画には読者にその答えを考えさせる印象的なせりふが多く登場します。今回はその中から特に素晴らしいものをピックアップしてみました。

以下の記事には『寄生獣』の展開に触れた部分があります。ご了承の上、お読みください。

●「『悪魔』というのを本で調べたが……いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ……」ミギー

寄生生物は人間の脳を乗っ取り、知的であるものの人間の心を理解できません。生き残るための合理的な思考しかできない生き物なのです。シンイチは右手に寄生した寄生生物をミギーと名付け、共存することになります。これは、「悪魔」と言われたミギーがシンイチに言った言葉です。悪魔はむしろ人間だろう、と。

●「わたしが人間の脳を奪ったとき一つの命令がきたぞ……"この「種」を食い殺せ"だ!」田宮良子

寄生生物に乗っ取られた「田宮良子」はなんとシンイチの通う高校の先生としてやって来ます。これは最初にシンイチと対決した際の田宮良子のせりふ。全ての地球上の生物は「命令」に従って生きているというのです。そして人間には命令が来ていなのか? と問うた後にこう言うのです。この命令は本能と言い換えてもいいのではないでしょうか。本能に従って生きるのが生物ではないのか? というわけです。

●「この前人間のまねをして鏡の前で大声で笑ってみた……なかなか気分が良かったぞ……」田宮良子

寄生生物・田宮良子の最期の言葉です。寄生生物・田宮良子は赤ん坊を産み、それをシンイチに託します。その聖母のような姿は美しいのですが、寄生生物には本来不合理な感情はないはずなのです。田宮良子の最期はシンイチとミギーに大きな影響を与えます。

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