大ヒット漫画『DEATH NOTE』(原作:大場つぐみ/作画:小畑健)は、月(ライト)とL(エル)の頭脳戦を描いた作品であると同時に、人間の罪とは何か、また生と死について描いた物語でもありました。この作品の中には印象的なせりふが多数登場します。今回は、『DEATH NOTE』に登場する名言をピックアップしてみました。
●「天国も地獄もない。生前何をしようが死んだ奴のいくところは同じ 死は平等だ」リューク
人間界にデスノートを落とし、夜神月についてその行動を見守る死神・リュークのせりふです。リュークは退屈でつまらない死神界に嫌気がさしていて、デスノートが人間界に巻き起こす騒動を楽しんでいるのです。しかし、死は平等で無だと告げるのです。
●「僕は 犯罪者のいない理想の世界をつくる。そして そこの神として長く君臨するんだ」夜神月
夜神月の考えがはっきりと出たせりふです。人が人を殺すことが「悪」ならば、月のやっていることは間違いなく「悪」なのですが、そんな考えを振り払うように月は自分を神になぞらえてみるのです。
●「確かに、法律は完璧ではない。なぜなら法律を作った人間が完璧ではないからだ。それでも、私は法律が正しさを導いてくれると信じている」夜神総一郎
夜神総一郎は夜神月の父親ですが、警察庁刑事局局長、日本捜査本部長で「キラ」を追っています。Lから息子にキラの疑惑をかけられ悩みます。このせりふには夜神総一郎の信条がよく表れていますね。
●「愛する者、かけがえのない者を守ろうとしてきた想いの結晶が法です」L
「世界一の名探偵」といわれるLのせりふです。このせりふにはLの「法」に対する考え方が表現されていますね。