写真提供:PANOCO TRADING
「毎日の買い物は、選挙の投票をすることと同じ」とよく言われる。つまり、私たちが何を選び、購入するかが世の中を変えることにつながるという意味だ。
最近、時々耳にする“エシカル消費”という言葉も、そういった考え方を踏まえているのだろう。“エシカル”とは“倫理的”という意味の形容詞だ。この、環境や社会問題の解決に貢献できる商品を買うという“エシカルな消費活動”は、世界に広がりつつある。
そして、今回紹介するオーガニックコットンブランド『sisiFILLE(シシフィーユ)』は、エシカルを正しく表現している商品のようだ。
『sisiFILLE』は、国産としては初めてオーガニックコットン100%を女性用のライナーと、サニタリーパットのトップシートに使用している。
オーガニックコットンは、タンザニア産。タンザニアの有機農家からフェアトレードで購入するだけでなく、この地域で暮らす人々が自立していくための、様々な仕組みを構築する『bioRe(ビオリ)プロジェクト』から生まれたオーガニックコットンを使っている。
■ タンザニアの農家の暮らしと環境を支援する「bioReプロジェクト」とは
手作業で行う綿花の収穫 (写真提供:REMEI AG/PANOCO TRADING)
『bioReプロジェクト』は、タンザニアでは20年以上前から始まった息の長い持続可能なプロジェクトであり、現在1,644人の契約農家を抱えている。
オーガニックコットンは、一般の農薬や化学肥料を使う慣行農業に比べて、最初のうちは収穫量があまり多くないが、次第に土壌が豊かになり、収穫量もゆっくりと拡大する。綿花の栽培では通常、非常に多くの農薬や枯葉剤が使われるが、そういった危険な農薬にさらされるリスクも、農薬や化学肥料を購入する費用も減らせるため、農民やその家族が安全に、そして確実に栽培を続けられる。