【アニメ漫画キャラの魅力】ポリシーを貫いた殺人狂「ゾルフ・J・キンブリー」の魅力とは?『鋼の錬金術師』

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 『鋼の錬金術師』は、エルリック兄弟が自分の肉体を取り戻すという“横糸”に、ホムンクルス「お父様」が企てる陰謀という“縦糸”が加わり、複雑な展開が絡み合います。そんな中で特に異色な存在ともいえるのが、人間でありながらホムンクルスに協力する「紅蓮」の錬金術師「ゾルフ・J・キンブリー」でしょう。一見すると、錬金術師としての自らの能力を最大限に生かした(?)快楽殺人狂ですが、彼の言葉には欺瞞を暴く力があり、時に他の人に大きな影響を及ぼします。

 人間を見限ったわけではなく、「人とホムンクルスどちらが生き残るか見極めるのが目的」と語る「ゾルフ・J・キンブリー」。単なる「エルリック兄弟」の敵という位置づけではなく、ユング心理学における「トリックスター」的な存在と言えるかもしれません。


⇒ゾルフ・J・キンブリーとは?(鋼の錬金術師シリーズ)
http://www.charapedia.jp/character/info/17696/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■損得抜きでホムンクルスに協力

 話が進むにつれ、アメストリス軍の中枢はほとんどが「お父様」の協力者である事が判明します。その動機は、“ホムンクルスの協力者は「約束の日」には選ばれし者として不死の命を得られる”という甘言に乗せられての事(クセルクセス王と同じく騙されているのですが)。しかしキンブリーは、「好きに人を殺させてくれるから」という理由で積極的に協力しています。原作と異なり、アニメでは第1話から登場。上官を殺した理由は軍への怒りなどではなく「殺したかったから」・・・と、快楽殺人者としての一面が早くも描かれています。

■生と死を見つめる目

 彼は自分でも「異端」である自覚を持っているようですが、それは単に“殺人狂だから”ではなく、彼が「生」と「死」の境界線に身を置く事にこの上ない充実感を覚えるという点にあります。「スカー」を追撃する途中で重傷を負った際も、その充実感に身を震わせています。ホークアイ中尉に放った名言「死から目を背けるな。前を見ろ。貴方が殺す人々のその姿を正面から見ろ。そして忘れるな。奴らも貴方の事を忘れない。

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