元ジャニーズ・平本淳也が見た"SMAP解散騒動"四面楚歌の中居が進むべき道

元ジャニーズ・平本淳也が見た"SMAP解散騒動"四面楚歌の中居が進むべき道

 本来ならば相談できる父や母であったジャニーさんとメリーさん。飯島さんも(SMAPマネージャー/マネジメント室長)SMAPメンバーも30年の付き合いを経ていま敵対する間になるとは思いもしなかったであろう。

 勝手な行動を取り、会社に対して損害を与えたという事からも、飯島さんには本来なら解雇が妥当なところを辞任・退社という形をとり、会社としても功労に相応しい処遇のもと「芸能界からの引退」を織り込んだ条件とした内容で決着させるだろう。簡単に言えば「ご苦労さん、二度と顔を見せるな」と事務的にあしらう格好だ。

 これで一種の「脅威」を上手に収拾できる。大手プロで日本を代表するアイドルグループを仕切ってきた飯島さんクラスのマネージャーならば、そのコネクションも力も計り知れないところだ。ジャニーズにとっては無暗に敵として放り出したくないのが本音となる。SMAPのメンバーの処遇も話題となるが、飯島さんこそ「FAの大物」として扱われる稀にも見ない大きなチャンスでもある。他の大手芸能プロダクションは「飯島獲得」を目指したいが、ジャニーズサイドはこれを完全に遮断していくことだろう。

■"独立"のハシゴを外された中居が進むべき道

 独立騒動の親と頭とそのキッカケ、つまり独立に関する「主」を失ってしまったSMAP"造反組"メンバー4人については、基本契約のもと9月(契約10月更新のため)まではジャニーズ事務所所属とし、グループも解散ではなくそのまま存続というのが妥当で、中居ら4人にとっては「時間的猶予」が作られた格好に過ぎず、改めて条件と処遇については、今後の活動において査定されるだろう。

 SMAP関連の番組や制作物、広告など、関係各方面には説明や協議を行うにしても時間は必要で、互いに損失は被りたくないのが内情だ。これを回避するためにも時間の猶予は歓迎されるところで、その反面「Xデー」というものは残されるが、それが継続(容認)なのか、やはり解散(責任)となるかは時間の問題となる。

 ただ、クーデターによる独立が失敗した今、移籍の情報や噂が取りざたされても、ジャニーズから出たタレントを引き取り、安定した活動を継続できる芸能プロダクションはほとんど見当たらず、ジャニーズに対抗しようと考える会社など皆無に等しい。

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