奄美大島といえば、暖かい南の島で独特のカルチャーがありそう、そんなイメージでしょうか。奄美で生まれ育ち、今もなお奄美にお住いの中孝介さんに、今回は奄美大島の風土や歴史についてお伺いしました。
今回はプライベート編ということで、わたしたちの知らない奄美の良さを教えていただきましょう♪
「奄美大島」という名前をこんなに知っている人たちは、今となっては多いですし嬉しいことですが、ここまでの道のりというのは長かったんだと思います。それでも、未だに「奄美のことはよくわからない」という人もまだまだたくさんいますけど。
奄美大島というと南の島だから沖縄のようなものだと思われている方もいますが、沖縄との一番の違いは景色ですね。沖縄だと平坦に大地が広がっていますが、奄美はそうではなくって、そういった点では台湾にすごく似ていると思います。奄美大島は山が深くて川や滝もありますし、屋久島にも似ていますね。
日本古来の景色がそこにあるというか。
沖縄はリゾート地もたくさんあります。奄美にも似たようなところはもちろんあって海とかビーチとかを見るとトロピカルの世界が広がっているように思いますけど、でもちょっと山に入るとジュラシックパークの世界観になる。(笑)すごく不思議ですよ、どちらの世界もあるので。
人の気質も違って、引っ込み思案な方が多いかもしれないです。あまり他人におしつけないんですよね。自分からはいかないけど、来てくれる人たちに対してはすごく嬉しくて色々と親切にしてくれます。
歴史的な背景も人の気質に関係していると思います。奄美はもともと琉球王朝でしたけど、そこから孤立してそのあと薩摩藩に支配されて苦しめられました。戦後はアメリカ領土になっていましたから、島の人たちが頑張って返還してもらったんです。返還時期は沖縄より早くて、返還されてからは鹿児島県としてなりましたが、もし沖縄県と一緒に返還されていたら奄美大島は沖縄県になっていたかもしれないですよね。
奄美の人々は鹿児島県民というより、マインド的には奄美県だと思っていると思います。