「みんなの周りの彼氏ってどんな人?」「大学生って休みの日は何してるの?」というように、何らかの“平均”についての質問を受けることがありますよね。
その返答をする際に、『人によるけど』という前置きをしがちではありませんか?
というのも先日、アラサー世代とゆとり世代混合で食事をしていたところ、アラサーの方から「ゆとり世代の人たちって、よく『人によるけど』って言うよね」とのご指摘があり、その場にいたゆとり世代ズは「たしかに~!」と妙に納得してしまったのです。
その場には数名しかいませんでしたが、周りを見渡してみても「人によるけど」が口癖のゆとり世代は少なくないように感じます。
というわけで今回は、ゆとり世代の口癖は「人によるけど」という仮説を立て、その裏付けとなる理由を探ってみましょう!
■ナンバーワンにならなくてもいい!?今日本中がその動向を見守っているSMAPですが、彼らの代表曲「世界に一つだけの花」が発表されたのは2003年。まさにゆとり世代が義務教育を受けている真っ只中でした。
「僕らはみんな違う個性を持っているんだから、人と比べたりしないで自分を大切にしていこうゼ!」という旨の歌詞は、個性の尊重と自己肯定感に溢れています。
妙な固定観念や自分の哲学が確立されていない幼い頃から、繰り返し繰り返しこの歌を聞いてきたために、ゆとり世代にとって「人それぞれ違う」というのは当然のこと。
ただしその価値観さえも「人それぞれだよな~」と捉えているので、あえて「人によるけど」という前置きをつけるのかもしれません。
■価値観の多様性を身をもって感じている学校では「総合的な学習」が取り入れられ、盛んに異文化交流が行われたり、インターネットを通じて、あらゆる人の多様な価値観を知ったりすることのできる中で育ってきたゆとり世代。
世間を広く見渡せば、自分とは異なる環境や文化の中で生活し、それぞれに全く違う価値観が形成されているのだということを、身をもって感じています。
そのため、自分ひとりの価値観を人に押し付けることは無礼なこと、という考え方はもはやゆとり世代のベースとなっているのでしょう。