小浜島は、沖縄本島からさらに400キロメートル南、石垣島を中心として連なる八重山諸島のひとつ。石垣島から船で25分ほどの小さな島です。
人口は600人ほどで、学校もひとつだけ。周囲はわずか16キロメートルで、信号機はまったくなし。
サトウキビ畑が広がり、野生動物や放牧の牛などが道に出てくることもあるというのですから、なんとものどかな環境です。
KBG84(小浜島ばあちゃん合唱団)は、そんな小さな島に住む80歳から97歳までのオバァちゃんたちからなる史上最高齢のアイドルユニット。
オバァたちが“ユンタク”(沖縄の方言で、おしゃべりの意味)しているうちに始まった合唱団が母体となっているのだそうです。
「天国に一番近いアイドル」というキャッチコピーを掲げて大活躍中で、いまや海外から取材が来るほどの人気です。
『笑顔で花を咲かせましょう 歌って踊るオバァたちが紡いだ「命の知恵」』(KBG84[小浜島ばあちゃん合唱団]著、幻冬舎)は、そんなKBG84のオバァちゃんたちが長寿と健康と笑顔の秘訣を語った書籍。
「人生は80歳からが楽しい」というオバァたちの長い人生経験に基づく、明るくも深い話が展開されています。
きょうはそのなかから、「年齢」に関するいくつかのエピソードを抜き出してみましょう。
■おしゃれは何歳になっても大事!
92歳の目中トミさんは、お出かけするときには杖の色を選ぶのだそうです。2色しか持っていないのだけれど、おしゃれにしていたいという思いがあるため、どちらにするかをちゃんと考えるというのです。
そしてそんなときには、ファンデーションもきちんと塗るのだとか。
陽に焼けているから色も黒いし、シワもたくさんあるけれど、「女の身だしなみ」だからきれいにしたいと考えているのです。
洋服も、「はいむるぶし(島のなかのリゾートホテル)」に行くときにはおしゃれをするのだといいます。
「おしゃれは何歳になっても大事」が持論。なぜなら、おしゃれをしていたら笑顔になれるから。