女性は出産すると落ち着いて見られると言います。裏を返せば“老けて”見られてしまうともとれます。これは、出産と同時にそれまでの妊娠期間の不安と楽しみが、産後一気に安心感へと変わり、なんだか“気が抜けてしまう”ということが多いためかもしれません。
また、同時に慣れない子育ての忙しさからストレスを感じてしまうことで、体内の女性ホルモンの分泌量に変化が生じ、“女性らしさ”が少なくなってしまうということが考えられます。
そこで今回は、予防医学に詳しい医学博士の筆者が産後のママが若くいられるための秘訣についてお話します。
■女性ホルモンが「若返りホルモン」と呼ばれる理由
“女性ホルモン”と言うとどのようなものを想像するでしょうか? 医学的には女性ホルモンと言うものはいくつかのホルモンの総称を言います。
大きく分けると二つ。エストロゲンとプロゲステロンと呼ばれるものです。この二つのホルモンは通常月経周期に合わせて分泌されます。月経が近くなるとお肌が荒れてしまう、イライラしてしまうと言った状況はまだ明確ではないものの、これらのホルモンの分泌量に関係していると言われています。
特にエストロゲンは三種類のホルモンから作られており、これらのホルモンはお肌の細胞に作用し、若返りを促してくれます。また、女性が女性らしくいるためにはこのエストロゲンが必要です。
一般的には“フェロモン”と言うと分かりやすいかもしれません。このようなことから女性ホルモンは総じて“若返りホルモン”とも言われています。
■妊娠・出産後の「女性ホルモン」の変動と身体への影響
妊娠中には妊娠を維持するためのホルモンであるプロゲステロンとエストロゲンが分泌されています。
それぞれのホルモンが子宮に作用することによって子宮筋を収縮させないようにしています。子宮筋を収縮させると胎児が子宮から押し出されてしまいます。それを抑制するためにホルモンが作用しているのです。
ただ気を付けなければいけないのが妊娠維持をしてくれるはずのプロゲステロンはメラノサイトという細胞を活性化するので、紫外線に当たる機会が多いとシミを作ってしまう原因となってしまいます。