ミニ四駆をドレスアップする為に生産、販売されていたドレスアップステッカーを用いて作品を制作するアーティスト・Funny Dress-up Labが、個展「TOMASS」を開催している。
会期は1月29日(金)から2月9日(火)まで。会場は原宿のギャラリー・BLOCK HOUSE。
デッドストックの「ドレスアップステッカー」を用いた作品
Funny Dress-up Labは、ひとりのアーティストの名前。
彼はミニ四駆の別売りステッカーとしてかつて販売されていた「ドレスアップステッカー」を用い、これをさまざまな物体に貼り付けることで作品制作を行うほか、自らステッカーデザインも行う。
今回の個展の名前になっている「TOMASS」とは、大量生産と大量消費という二つの大量「TWO MASS」と、生産から消費までの過程を示す「TO MASS」という意味を併せ持った言葉。
本展では、Funny Dress-up Lab自身が廃車の解体工場に赴き、その廃車のパーツを買い取り、これらにミニ四駆のステッカーを構成した作品を発表している。
資本主義における消費の象徴である「車」、そしてこれが生産され廃棄されていくという循環を、生産中止となったミニ四駆のステッカーを日本各地のおもちゃ屋から探し出し、それをもとに作品化していくことと重ね合わせて表現を行っている。
ミニ四駆ステッカーと廃車パーツで作品制作 Funny Dress-up Lab 個展
2016.02.05 18:23
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