日本人が選ぶ「長期滞在したい国ランキング」において、9年連続1位に輝くなど日本人からも人気の高い国マレーシア。
古くから海洋国家として栄えたマレーシアには、元々あったマレー系料理だけでなく、華僑によってもたらされた中華料理、インド人によってもたらされたインド料理など、海を経由して様々な人種が集まった場所であるがゆえ、多種多様なグルメが融合し豊かな食文化が形成されています。
そんなマレーシア料理の代表格の1つといわれているのが「バクテー」と呼ばれる料理。
第2次世界大戦が勃発する以前、イギリスの植民地であったマレーシアには中国本土から出稼ぎにやってきた多くの中国人がいました。
そんな出稼ぎにきた中国人達は、港での力仕事に従事しており、毎日重労働を強いられていたそうです。
そんな低賃金で働いていた彼らのパワーの源となったのが、ゴミとして捨てられていた骨の部分の肉をつかって福建人が生み出したと言われている料理「バクテー」。
今ではマレーシアやシンガポールで、美味しく食べられる、アジア料理の1つとしても有名になっています。
そんな歴史が生み出した「バクテー」という料理を、なんと日本で美味しくいただけると評判のお店があります。
そのお店の名前は、料理そのものの名前「肉骨茶(バクテー)」。
・北区・十条に佇むバクテー専門店
こちらのお店マレーシア料理「バクテー」を味わえる専門店として、2014年に東京都北区十条にオープンしました。本格的なバクテーが味わえるお店として、エスニック料理好きの女性にも人気の高いお店だそうです。「肉骨茶(バクテー)」では、美味しいバクテーを提供するためにも素材に強いこだわりを持っており、味の決め手となる9種のスパイスはマレーシア大手のスパイスメーカー「A1」社から取り寄せたもの、さらに豚肉もカナダ産の高級ブランド豚「麦富士」の肉厚なスペアリブを使っています。スパイスたっぷりの漢方スープで煮こまれたスペアリブは、ホロホロとした柔らかい食感に仕上げられており、噛む度に豚肉のジューシーな旨味が口の中に広がる逸品です。