こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。2016年2月16日、日本銀行は史上初めて「マイナス金利」政策を打ち出しました。
■マイナス金利が日本経済を活性化するきっかけに
日銀が金融機関から預かった資産を減額させることに伴い、金融機関が市場に金を流通させ、その結果経済を活性化させるというのが当初の目論見でしたが、マイナス金利導入日の翌日には株価が下落し円高が進行するなど、今の所めぼしい結果は出ていません。
この結果を受け、民主党をはじめとする各野党、一部マスコミ、左派的な思考を持つ層は、「アベノミクスの終焉」などと今回の金融政策を批判しましたが、円高、株価下落の主な要因は中国経済の失速やドイツ銀行の経営難による欧州の経済不安など外国発のもので、マイナス金利策が失敗だと断定するのは早計です。僕自身はマイナス金利を上手く活用すれば、日本経済を活性化させるきっかけになると考えています。
バブル崩壊以降、日本経済が約四半世紀にわたって低迷したのは、資産が流動しないことが大きな要因でしたが、マイナス金利が導入されたことにより、金融機関は半ば強制的に資産を市場に投入することになるでしょう。その結果「貸し渋り」などといった事態は解消されることになり、人々が新事業を開始するための資本金を手に入れやすくなるのです。
加えてマイナス金利に伴い、金融機関から借り入れる資産の利子や住宅ローンも低下するため、法人側の投資や住宅の購買が活発化する可能性が高いのです。その結果企業の業績や若年層の入籍率が向上し、日本の少子化問題の解消につながるかもしれません。
僕自身の意見を述べると、住宅ローンに関しては現在デンマークなど一部の北欧諸国が実践している「プラスローン」を採用するのも一つの手だと思います。これは住宅を購入する際、ローンを組むと利息が購入者に支払われるというもので、現在のデンマークでは住宅需要が激増しているようです。この仕組みとマイナス金利による資産流動が重なれば、不動産市場は一気に活性化するでしょう。