毎日の生活に欠かせない「コンセント」。クリーム色か白が定番の地味な存在ですが、病院にはカラフルなコンセントがあるのはご存じでしょうか?
医療用の機器には絶対止められないものもあるため、大きな病院では発電機などの「非常電源」を用意、停電時も電気を供給できるコンセントはひとめで分かるように「赤」や「緑」が使われます。温水洗浄トイレのように「水」の近くで使う機器は漏電(ろうでん)したときに電気を止める装置がついていますが、手術室では逆で、漏電しても使える「茶色」のコンセントも存在するのです。
■停電しない「緑」のコンセント
足を引っかけて「コンセント」が抜けた! なんて表現していますが、
・コンセント … 壁などにある、差し込まれる側
・プラグ … コードの先端の、差し込む側
が正式名称。家庭では「=」形のコンセントが一般的で、白/クリーム色の控えめな存在ですが、病院では白に加えて赤、緑、茶の4色のコンセントが存在します。見ためにもおしゃれなのは確かですが、目的はずばり「機能」。停電時にひとめでわかるように色を変えているのです。
家庭で使われる電気は「商用電源」と呼ばれ、落雷や大雪で送電がストップしたらそれまで。復旧するまで「待つ」しか方法はありません。病院も普段は商用電源を使っていますが、機器によっては止められないものもあり、回復するまで待ちましょうなんてノンキなことも言えません。そこで大きな病院では発電機やバッテリーによる停電対策がなされ、すぐに回復する/絶対に停電しないコンセントに色をつけているのです。