派遣労働法が改正され、2015年9月30日からは派遣社員は3年という制限があったのに対して、異動により3年を超えて就業することも可能になりました。この法律の改正によって派遣社員の働き方や法人側にもメリットがあるといわれています。派遣という働き方を生かすなら、給与や年収の条件も気になる所ですよね。そこで業種ごとの平均年収の違いをご紹介したいと思います。
■景気が年収に影響する
派遣社員はライフスタイルに合わせて働き方を選べたり、キャリアアップのためいろいろな職種に関わることができるというメリットもありますが、賃金は景気の影響を大きく受けてしまう傾向があります。求人サイトを運営するエン・ジャパンの調査によると2014年の派遣社員の平均年収は315万7440円という結果が発表されました。これは時給に換算すると1495円になります。しかし年をさかのぼること2008年にはこの平均時給は1619円で時給にして124円の差があり、定年昇給していく職場との違いがあることが分かります。この景気というのが派遣社員の年収を大きく左右するキーワードの一つになるのです。
■エリアによっても変わってくる
厚生労働省が毎年10月に地域別最低賃金を発表していますが、その表には全国各都道府県の最低賃金が記載されています。主要都市では労働者も多く賃金も高い傾向にありますが、地方では当然時給にも違いがあり、この最低賃金と同様に派遣労働者の時給もエリアによって違いが出てくるのです。業種によっても時給の設定は違いますが、厚生労働省が発表している地域別最低金銀を元に時給を定めているところは少なくありません。
■年収が高い業種
最後は気になる年収が高い業種について見ていきましょう。オフィスワークやサービス業などは専門的な知識を持っていなくても働けることから平均年収は低めだと言われています。それに対してプログラマーやネットワークエンジニアを代表とするIT系は2014年度の平均年収405万7152円:時給1921円という結果に。また、IT系の次に年収が高いとされているのが、研究開発やCADに関わる技術系です。こちらの平均年収は342万9888円1624円という数字です。
派遣社員の平均年収とその仕組みをご紹介してきましたが、景気や地域、そして業種によっても大きく違うことが理解できたのではないでしょうか。年収が高い業種はそれなりに求められるものがあるため、その分時給も高くなります。派遣社員としての働き方を模索しながら、ご自身にあった職種を見つけるためのヒントにしてみてはいかがでしょうか。