天才テリー伊藤対談「酒井若菜」(2)若菜の中には今もマグマを感じるよ

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天才テリー伊藤対談「酒井若菜」(2)若菜の中には今もマグマを感じるよ

テリー 板尾さんの話を聞いて、若菜は自分のよさはどこだと思った?

酒井 私のよさ? ないんですよ、たぶん。

テリー いや、あるよ! よさのない人間なんているわけないんだから。

酒井 う~ん、実は今日、それをテリーさんに聞きたかったんですよ。私がデビューしたての頃、なぜかいつも私を、テリーさんの番組に呼んでくださったじゃないですか。何でこんなに個性のない小娘を買ってくれたのか、私の中に何を見つけてくれていたのか、っていうのが、いまだにわからないんですよ。

テリー マグマだよな。

酒井 マグマ?

テリー 若菜には、何かマグマがあるような気がするんだよ。そういう得体の知れない可能性みたいなものが、内面深くに眠ってるというかさ。その後クドカン(宮藤官九郎)脚本のドラマにも出演したけど、彼もそこを感じ取ったから使ってくれたんじゃないの?

酒井 マグマ、今も私にありますか?

テリー あると思うよ。

酒井 ホントですか?(突然涙ぐんで)以前出した「心がおぼつかない夜に」っていうエッセイ集で、テリーさんのことを書かせてもらったんですけど。

テリー うん、読ませてもらったよ。俺を「芸能界の育ての親」だってほめてくれてるんだよな。

酒井 はい、本当にそう思ってるんです。この8年、テリーさんにはずっとお会いできなかったんですけど、その間に「私、もうダメかもしれない」と思うことが何度もあって。でも、目の前にテリーさんが現れないから、「まだ大丈夫、頑張れる」って自分に言い聞かせていたんですね。

テリー ああ、俺が最後の砦みたいになってたのか。

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