いまの時期、自営業やフリーランスのかたは、やっと確定申告が終わってホッとしているのではないでしょうか。
領収書を保管するなどの地道な苦労があるので、2~3月はなにかとバタバタしがちですよね。
一方、会社勤めのかたはどうでしょう?
交通費や出張費、仕事に使う備品などは、会社に経費申請することができます。しかし、仕事のための出費でも、経費申請経費に認められないものは意外とたくさんありませんか?
そんなサラリーマンの隠れた経費について明らかにした調査が、このほどイギリスで行われました。
なんと、仕事に関連する出費が年収の6分の1にあたるというのです。
グローバル化の進むいま、会社員のお財布事情は日本も大きくは変わりません。イギリスの事例を参考に、家計を直撃する会社員の仕事関連支出について考えてみましょう。
■イギリスでは交通費と保育費が悩みの種!
調査は、ヨーロッパ最大級の金融機関・サンタンデール銀行がイギリス国内で行ったもの。企業や組織に勤める人々は、年収の16%にあたる平均3405£(約55万4千円)を通勤費や同僚との食事、通勤服などにあてているのです。
おもな項目を、金額の大きい順にご紹介します。いずれも2015年1年間にかかった金額の平均値です。
(1)交通費
もっとも多かったのは通勤交通費。平均1,087£(約17万7千円)。イギリスでは通勤手当が支給されないケースが多く、家計を直撃しています。
ちなみに独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査によると、日本の正社員の通勤手当の平均は月に1万2,447円。
単純に12倍すると14万9,364円となり、イギリスよりも若干少なめ。ただし、日本の場合は民間企業の約9割が通勤手当を支給しています。
(2)子どもの保育関連費用
平均960£(約15万6千円)。しかも、全体の4人に1人はこの4倍、4,000£(約45万5千円)以上を支払っているといいます。