ある問題が起こった場合、誰だって争うことなく、円満な問題解決が出来るに越したことはないと考えるだろう。しかし、何度話し合っても折り合いがつかない、埒があかないとなれば選択せざるを得ないのが訴訟提起だ。つまり、訴訟提起は問題解決の最終手段である。
では、いざ訴訟を起こそうと考え、仮に実行したとしても勝訴のメリットがなにもないとわかっている場合はどうだろうか。この場合、そもそも訴訟すること自体やめた方が良いのだろうか。今回はこの問題について、訴訟以外にも選択肢があるのかどうかも含めて、安田庄一郎弁護士に話を聞いてみた。
■訴訟提起の前に、まずは内容証明郵便を送る
「訴訟で勝訴してもメリットが見込めないような事案でも、弁護士が介入して交渉したり、内容証明郵便を送ることにより、事件が解決する場合があります」(安田庄一郎弁護士)
まずはこう話す安田庄一郎弁護士。内容証明郵便はどんな効果が期待できるのだろうか。
「内容証明郵便を送る場合、やり取りが文書として残ることもあり、相手方の対応が慎重になることが期待できます。内容証明郵便は本人で作成することもできますし、弁護士に作成を依頼する場合でも訴訟や交渉の依頼より弁護士費用も低額(内容にもよりますが5万円から10万円程度が一般的です)で済むという利点があります。訴訟を提起する場合でも、最初は内容証明郵便による請求からというケースも多いことから、相手方もその後の訴訟手続等を想定して、慎重な対応をしてくることが期待できます」(安田庄一郎弁護士)
ある日突然、弁護士の名前が入った郵便物が届けば、多くの方が驚くのではないだろうか。勝訴してもメリットがない場合、まずは内容証明郵便を送るというのも、一定の効果として期待できそうである。
■金銭請求なら、支払督促を送る
では内容証明郵便以外で、他に方法はあるのだろうか。
「金銭請求の場合、支払督促という手続を利用することも考えられます。これは、単純な金銭の貸付や売買代金の請求などの簡単な金銭債権の回収の際に用いる手続です。
勝訴してもメリット無いなら、そもそも裁判するのは無意味?!他に方法は?
2016.03.17 21:30
|
相談LINE
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
「ヒクイドリの部屋」から〝謎の棒〟発見される 黒くて硬くて...これは何?動物園に聞く
Jタウンネット
2
なぜ警備員の高齢化と人手不足は止まらないのか――待遇改善とデジタル活用で変わる「安全を守る仕事」
TREND NEWS CASTER
3
「病気」から「人」を診る医療へ――地域のクリニックに求められる新たな役割
TREND NEWS CASTER
4
「背中を見て学べ」はもう通用しない?世代間ギャップを埋める実践型研修の可能性
TREND NEWS CASTER
5
外国人人材の受け入れを阻む「営業の壁」 登録支援機関を支える新たな分業の形
TREND NEWS CASTER
6
暑~い夏に、リス&カワウソたちに冷たいプレゼント 仙台うみの杜水族館の企画がやさしい【7/31~8/23】
Jタウンネット
7
ペンギンも〝夏の風物詩〟満喫中 あわしまマリンパークの恒例イベントに2.2万興奮「ずっと見てたい」
Jタウンネット
8
医師はいるのに「受診できない」――医療アクセスの盲点とは
TREND NEWS CASTER
9
飲食店を支える「業務用中華点心」 人手不足時代の新たな市場価値を読み解く
TREND NEWS CASTER
10
地域産品は「物語」で価格競争を抜け出せるか、500件超の商談から見えた地方ECの課題
TREND NEWS CASTER