あがり症の人必見! 医者が教える、大事な場面で一瞬で緊張をほぐす呼吸テク

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プレゼンの前や気になる人との初デートなど、大事なイベントであればあるほど、緊張してしまいますよね。そんなとき、どんなふうにして緊張を紛らわせ、解きほぐしていますか? 今回は、自律神経研究の第一人者である順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生が提唱する「ワンツー呼吸法」をご紹介します。

■緊張しているときには、呼吸が浅くなってしまう

人は、緊張すると呼吸が浅くなり、交感神経が優位になって、心身が必要以上にかたまってしまうものです。落ち着いて、いつも通りの力を発揮すればなんてことのないはずなのに、緊張してしまったことによって判断力や思考力が低下し、悪い結果をもたらしてしまうなんてことも。

やる気が出ないときには、わざと浅い呼吸をして緊張を呼びさまし、交感神経を刺激することは有効です。でも、そればかりが続いてしまうと、やる気が空回りしてしまうことになりかねないのです。

■「ワンツー呼吸法」のやり方

そこで、集中力を持続させたい場面では、ある程度リラックスして副交感神経を刺激し、自律神経を安定させておく方が良いようです。そのためにおすすめされているのが、「ワンツー呼吸法」です。

ワンツー呼吸法は、「吐く」ことを意識する深呼吸のことです。やり方は簡単で、3~4秒かけて鼻から息を吸い、その倍の時間をかけて口をすぼめて息を吐きます。これを5~10回繰り返すだけです。ワンツー呼吸法をすることで副交感神経の働きが活発になり、緊張に伴う交感神経の高まりがおさえられ、バランスの取れた状態になるようです。

いざプレゼンが始まったら、なるべく低いトーンで話すようにして、足元が見える状態を保つと良いでしょう。こうすることで、自分の立ち位置を冷静に判断することができ、落ち着いた話し方ができるようになります。

■日常生活の中でもワンツー呼吸法

ワンツー呼吸法を日常生活に取り入れると、イライラしたときにも効果的です。イライラして交感神経が優位になってしまうと、血圧も上がり、免疫力は下がってしまいます。ワンツー呼吸法をして自律神経を安定させられれば、イライラしにくくなります。また、副交感神経は腸などの消化器官を司る自律神経でもあるので、便秘解消にも効果的だと言われています。

いかがでしょうか。ワンツー呼吸法は簡単ですが、緊張しがちな現代人には大切な習慣かもしれませんね。

(ファナティック)

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