コンビ芸人を目指すなら、欠かせないのが相方。芸人さんが「コンビを組みませんか?」と友だちを誘う瞬間は、愛の告白ばりに緊張するといいます。いまや売れっ子のコンビでもどちらかが声をかけているわけですが、現在の芸風やパワーバランスから見ると、意外な方から誘っていたりするもの。そこで、あの芸人コンビはどちらから声を掛けたのか、当時の結成秘話を紹介します。
■藤森→中田(オリエンタルラジオ)~結成前、藤森が中田に宛てた手紙~
パーフェクト・ヒューマンでブレイク中のオリエンタルラジオの結成秘話です。中高時代、友達がいなかった中田さんは、大学時代に電話受付のアルバイトで藤森さんと出会います。お笑いが大好きだったあっちゃん、この頃から藤森さんに漫才やお笑いのテープを聞かせていたそう。しかし笑いを愛するあまり、仕事にできるのかどうかは悩んでいました。そんな中田さんに、ある日藤森さんから手紙が。「俺とお笑いをやってほしい。最高の親友であり、最強の相方でいてください」。やがてコンビ結成、「武勇伝ネタ」で大ブレイクしました。
■綾部→又吉(ピース)~3度の偶然に運命を感じて~
いまは芥川賞作家と「付き人」として格差があるピースの二人ですが、もともと綾部さんが又吉さんを誘い、誕生したコンビです。綾部さんがピン芸人をしていた頃、又吉さんがコンビ解散の憂き目にあい、芸人を辞めて出家しようと思い詰めていました。同期で仲も良かった綾部さんが又吉さんを説得、笑いの世界に踏みとどまらせます。
その後、二人には、約束してもいないのに三軒茶屋のブックオフで遭遇したり、明け方に交差点でたまたま出くわしたりと1か月の間に何度も偶然の出会いがあったそうです。これに運命を感じた綾部さんからコンビ結成を切り出しました。ずっと綾部さんは又吉先生にとって最強の「マネージャー」だったんですね。