ぶつぶつした集合体が怖い。トライポフォビア(集合体恐怖症)の正体は数学的特性にあった(英研究)

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ぶつぶつした集合体が怖い。トライポフォビア(集合体恐怖症)の正体は数学的特性にあった(英研究)

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 インターネットの登場以来、世界中の人々が自らの症状について語り合うようになった。こうして、自分だけで、話せば笑われると思っていた症状が、実は他にも体験している人がいると気付くようになる。やがてフォーラムやサポートグループが形成され、新たな医学的症状として認められるケースも出てきた。

 トライポフォビア(Trypophobia)もそうした症状の1つである。これは何の変哲も無い穴などの全くの無害なもののはずが、大量に集まることでその見た目に不快感を覚える症状である。

 最初にインターネットで用語が生み出されたのは2005年のことで、2009年に定着していったといわれているが、現在のところ医療診断の対象としては認められていない。

 そうした不快感を覚えさせる外観は、蜂の巣やハスの花托などの自然物から、チョコレートの気泡や積み重ねられたパイプの端などの人工物まで様々だ。一見無害なものでありながら、不安感などの気分の変化、皮膚(むずがゆさや鳥肌など)あるいは生理的な変化(悪心、心拍数の増加、呼吸困難など)といった身体症状を引き起こす。

 不快感を与える外観は通常なら危険なものと認識されないもので、この点においてトライポフォビアは他の恐怖症と異なる。

トライポフォビアの数学的特性

 恐怖症とは不安障害であり、一般的な原因としては学習(犬に噛まれたことで犬恐怖症を発症)、あるいはクモやヘビ恐怖症の背景にある先天的な進化メカニズムが挙げられる。つまり典型的には、固有なものであるか一般的なものであるかを問わず、また実在するか想像上のものであるかを問わず、脅威が存在するのだ。

 トライポフォビアの場合、明らかな脅威は存在しない。そして嫌悪感を引き起こす外観にその構造以外の共通点は見受けられない。

 したがって、不快感を感じさせる鍵はこの構造にあるようだ。トライポフォビアではないと自認する人であってもなおそうした外観に嫌悪感を覚える。
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