ぶつぶつした集合体が怖い。トライポフォビア(集合体恐怖症)の正体は数学的特性にあった(英研究) (2/3ページ)
それは、不快感、眼精疲労、頭痛を引き起こす外観の多くに共通する数学的特性(集合的特性)が、その構造によって付与されるからである。
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脳が効率的に処理できず余計な酸素が必要となる
こうした数学的特性を有する外観を脳は効率的に処理することができない。それゆえに脳は余計な酸素が必要になる。
イギリス、エセックス大学の心理学者、アーノルド・ウィルキンズ氏とポール・ヒバート氏の論文によれば、不快感を覚えるのは、余計な酸素が必要となる外観を見ないようにさせることがまさにその原因だという(脳が消費するエネルギーは全体の2割であり、その消費量を最低限に抑えておく必要がある)。
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なおトライポフォビアを起こす外観は本質的に見るも不快なものなのであるが、それを感じる人間と感じない人間がいる理由は現在調査中である。
またカビや皮膚病といった感染された外観は、トライポフォビアの人でなくとも、ほとんどの人が嫌悪感を覚える。おそらくこれは、感染を避け、生存率を高めるための進化メカニズムであろう。
同時にそれらは、トライポフォビア的な外観と同じような数学的特性を持っている。こうした外観が一般に不快なだけでなく、やはり余分な酸素が必要になるのかどうかについても調査中である。おそらく不快感は、余計な酸素の消費を防ぐだけでなく、感染の危険から身を守るためにも有効なメカニズムだ。トライポフォビアの人は、そのメカニズムが過剰に作用しているのかもしれない。