「あなたの子どもが産みたいの」そんな言葉から始まった、アラフォー夫婦の妊活奮闘記。
連載6回目の今回は、自身の妊活を綴った『俺たち妊活部~「パパになりたい!」男101人の本音』が大好評の著者・村橋ゴローが“四十路初産の喜び、それ以上に大きかった高齢出産に向けての猛烈な不安”について語ります!
■不妊治療の大敵、それは「妄信」「ぬか喜び」
3年間の不妊治療で2度の流産をし、もはやこのトンネルに光は射さないのだと諦めかけた、通算4度目の体外受精を受けた2013年12月のことだった。結果を聞きにクリニックへ行った妻から、一通のメールが届いた。
「着床判定が出ました」。
僕は「おぉ!夢にまでみた結果が遂に出たか!」などと驚かなかった。というのも不妊治療において最初の着床判定は、正式な“妊娠”を意味しない。このあとのスケジュールをざっと書き出してみると、
(1)1回目の着床判定
(2)2回目の着床判定
(3)胎嚢確認
(4)心拍確認(ここで正式に妊娠となる)
という4つもの関所が存在するのだ。
そのため、いちいち一喜一憂などしていられない。そのため、妻から「着床判定が出ました」と告げられたときの僕の本音は「騙されねえぞ」というものだった。だって、もう3年も子どもができずにいるんだから、“妄信”して裏切られるのが、怖かったのだ。
その後、2回目の着床判定、胎嚢確認と順調に合格。その都度、喜びを爆発させたいのに、裏切られるのが怖いから「どうせ次はダメでしょ」と喜びにフタをしようとする自分がいた。
「もうここまできたら、大丈夫だって!」
「いや、ぬか喜びに終わったらダメージでかいんだから!」
「いやいや、喜ぼうよ!」
「いやいやいや……」
そんな悶々とした感情を抱えながら、1月1日の元旦に心拍確認が行われることが決まった。決戦は元日。これにパスすれば、遂にわが子を授かれるのだ。