口癖のように「男の子なんだからしっかりしなさい」、「お姉ちゃんのくせに優しくしなきゃダメでしょ」と言っている人を見かけます。でも、子どもは好きで男に生まれたのではありませんし、選んで長女になったわけでもありません。
今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“変えられない事実で脅さないで!”についてお話します。
■子どもを八方塞がりにする!「事実で脅すNGしつけ」の例
・男の子のくせに
・女の子のくせに
・お兄ちゃんなんだから
・お姉ちゃんなんだから
・もう5歳なんだから
・もうすぐ小学生なんだから
こう言われたところで、子どもに逃げ場はありません。
例えば、メソメソ泣いていて、感情のコントロールが出来ないでいる子ども。ママから「男の子のくせに泣くんじゃない!」と言われたら「じゃあ女の子になりたい」と心では思ってしまうかもしれません。
でも、女の子に変身することが出来ないのを知っているので、泣くのを我慢するしかないのです。何だか八方塞がりですよね。
性別は選べませんし、月日が経てば自動的に歳を重ねます。6歳になれば嫌でも小学生になってしまうのです。
これらを楯にして、子どもにプレッシャーを与えることのないよう気をつけましょう。
■「事実で脅す」のがなぜいけないのか?
「●●のくせに」という言い方。ママにしてみればお姉ちゃん、お兄ちゃんであることを自覚させたいんでしょうけれども、“相手を責め、とがめる”ニュアンスが含まれます。
言葉の裏に「お前はどうしてこんなことも出来ないんだ」という気持ちが明確に込められています。
「●●なんだから」は、やや緩い言い方にはなりますが、子どもの今の状態を否定していることには変わりありません。
“男の子は●●であるべき”の固定観念は親の理想であり、また“下の赤ちゃんが生まれたら長男長女としっかりしてほしい”と思うのは大人の都合なのです。