なぜだかわからないけれど、一緒にいると疲れてしまう相手がいるものです。あるいは、うまく話すことが苦手で、知らず知らずのうちに相手を疲れさせてしまうと悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、ぜひとも読んでみていただきたいのが、きょうご紹介する『一緒にいて疲れる人の話し方 楽な人の話し方』(野口敏著、KADOKAWA)。
「TALK&トーク話し方教室」を主宰し、大阪および東京でコミュニケーション講座を開講。これまでに5万人以上の受講生を聞き上手、話し上手に変身させてきたという実績を持つ著者が、「うまく話せる」「聞いてもらえる」ルールを明かした書籍です。
特徴的なのは、「疲れる人の話し方」と「楽な人の話し方」を対比させながら話を進めている点。そのぶん、無理なく話し方のコツをつかめるというわけです。
■優柔不断な人は人の時間を無駄にしている
優柔不断な人といると、それだけで疲れてしまうもの。たとえばレストランで、他の人はすでに注文が決まっているのもかかわらず、いつまでもメニューを見ている人はいないでしょうか?
「あれにしようか」「こっちもいいかな」と迷ってばかりで、なかなか決断を下せないタイプです。
あるいは友人同士で旅行の計画を立てているときにも、「行く」「行かない」を繰り返した挙げ句、結局はドタキャンして大ヒンシュクを買ったなどという人もいるかもしれません。
好き嫌いは別としても、優柔不断な人といるとそれだけで、時間が無駄になってしまうことが少なくないわけです。
■優柔不断な人は実はあまり考えていない?
そして、ここには重要なポイントがあると著者は指摘しています。優柔不断な人はたくさん考えていそうで、実はなにも考えていないということ。
なぜなら頭のなかを巡っているのは「どうしよう」という迷いばかりで、肝心の「どれを選ぼうか」という考えはほとんどないから。
仮にあったとしても、「これを選べばこういうマイナスがある」といったようなアラ探しばかりで、最善のゴールを目指して考えを巡らせることはないというのです。