イタリアンファッション、デザインの中心地・ミラノ。
イタリア最大の都市圏人口を持つミラノは、ファッションやデザインだけでなく世界有数の金融センターとして知られる経済都市でもある。
華やかさばかりが喧伝(けんでん)されがちなミラノ。
しかし、現代社会を文化的にリードする背景には、積み重ねられた歴史がある。
ミラノの中心に鎮座し、都市の象徴でもある「ドゥオーモ」。
世界最大級のゴシック建築でもあるミラノの「ドゥオーモ」は、約500年もの歳月をかけ多くの芸術家の手によって完成された。
ドゥオーモ広場の南には、「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」が位置する。
ガラスのアーチと鉄製の屋根で覆われたこの場所は、世界の高級ブランドが軒を連ねるショッピングモール。
ガッレリアは、周囲を取り囲む中世のデザインとの調和を崩すことなく、そのままイタリアオペラ界の最高峰「スカラ座」へとつながっている。