福岡県・福岡市。
九州の空の玄関口として日本のみならず世界中の人達から愛されているこの街は、かつては中心地区を流れる那珂川を境に西側は城下町として、東側は商人町として発展していた。
明治時代になって、城下町側を「福岡」、商人町側を「博多」として呼ばれていた街の名前は、福岡市に統合されたのだが、実はこの統合には紆余曲折があったため、現在でも市の名前と駅名とが2つに分かれたままとなっている。
そんな城下町として、商人町として栄えた博多には、多くの人を魅了するグルメが数多く存在する。
中州で味わう屋台グルメに始まり、九州各地から集まる豊富な魚介類を使った料理、さらには水炊きやモツ鍋など、人々を魅了して止まない劇ウマグルメは、博多の観光のハイライトの1つとも言える。
そんなグルメタウンにおいて、キラリと光る特別な料理でお酒を楽しませてくれるお店がある。
それが今回ご紹介するお店「藁焼 みかん」だ。
・至高の刺身、それが藁焼き
こちらのお店、藁焼きと銘打つだけあって、自慢は藁焼き。
しかもその藁焼きにする素材は絶品の地物の海鮮ばかりだ。
博多の目の前、玄海灘でとれた絶品の海鮮を、豪快に藁で炙る、それがこちらの名物なのだ。
豪快にあがる藁焼きの火柱によって、非常に香ばしい香りが素材に与えられ、さらに素材そのものがもつたっぷりの脂が高温で炙られる事によって、非常に香り高く、コクとウマミたっぷりの味わいとなる。
そんな藁焼き料理は、日本広しと言えども、このお店でしか味わえない味に違いない。