心理テクニックの一つに「ドア・イン・ザ・フェイス」というものがあります。心理学部のみなさんは知っているかもしれませんね。これは相手に頼みごとなどをして一度断られてから、次にわざと一度目よりも軽めの頼みごとをして相手に承諾してもらう行為のことを言います。たとえば恋愛でもこのテクニックは有効なのでしょうか？ 人生経験の豊富な先輩社会人に聞いてみました。
Q.初めて会う人に「結婚してくれ」と言われて断った際、「それじゃ試しに付き合うだけは？」と言われたら「はい」と答えやすい？
はい……20.4％
いいえ……79.6％
約２割の人が「はい」と回答しました。 それぞれの意見を見てみましょう。
＜「はい」と答えた人の意見＞
■タイプならOK
・好きなタイプならOK。タイプじゃなければ気持ち悪い。結婚したいくらい惚れてくれていると思うと悪い気はしない（女性／30歳／小売店）
・見た目によるが、合格ラインをクリアしていたらラッキーと思って付き合ってみる（35歳／機械・精密機器）
初対面だと見た目でしか判断できませんから、顔が好みだったら付き合うのもまぁいいかな、となるようです。そもそも初めて会った人からOKが出るのはかなりハードルの高いことと思われるので、心理テクニックの効果ももしかしたらあるのかもしれませんね。
■ハードルが下がったのでOKしちゃう
・だまされてる気がするがハードルを下げられると断りにくい（男性／45歳／医薬品・化粧品）
・ハードルが超えやすく感じるから（28歳／建設・土木）
最初に結婚というとんでもない要求をされている分、ずいぶんとハードルを下げてくれたという気になりOKするという意見が。2度は断りにくいという心理も関係していますね。