大学生のみなさんは、週に何回漬物を口にしますか？ 人によっては全く食べない……という人もいるでしょう。でも、漬物は日本で古くから重宝されている保存食でもあり栄養食です。今一度、漬物の魅力を再確認してみませんか？ 今回はぬか漬けと南蛮漬けにスポットを当ててみます。
■ぬか漬けは強力な美容の助っ人！
ぬか漬けは漬物のなかでもかなりポピュラーですよね。お母さんがチャレンジしているという家庭も多いでしょう。玄米を精米するときに出るぬかには、玄米に含まれるビタミン・ミネラルの約95％が含まれています！ 精米した白ごはんを食べるとき、残念ながら玄米に含まれている豊富な栄養素「ぬか」は捨てられてしまっています。ぬか漬けにはこのぬかに含まれる栄養、特に他の食品からとりづらい美肌ビタミンであるビタミンB1が野菜にしみ込んで、生の大根の約10倍にも増えるそうです。
また、ぬか床には乳酸菌や酵母が生きているため、ぬか漬けを食べることによって腸内環境を整えることも期待できます。毎日かき混ぜるのは大変ですが、冷蔵庫に入れておくこともできるので、気軽にトライしてみましょう。
■南蛮漬けで丈夫な骨を手に入れる
漬物と言うよりはマリネっぽいかもしれませんが、アジやワカサギなどの小さめの魚を揚げて南蛮漬けにしたものも代表的な「漬ける」料理です。魚を頭の骨ごと漬けることで、骨に含まれるカルシウムやマグネシウムが溶け出し、身体に吸収されやすくなります。
小さな煮干しを常温で甘酢漬けにしておいても、手軽に使えて栄養価の高いものになるでしょう。サラダにあえたり、酢の物を作ったりするときにも活用できて、お酢を料理に取り入れやすくなるところも魅力の一つですね。