​​サークル・部活でのスポーツのやりすぎは注意! 過度な運動が身体に及ぼす悪影響って?

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大学のサークルや部活でなにかスポーツをやっている大学生も多いかと思いますが、一流のスポーツ選手ほど免疫力が弱く、風邪にかかりやすいといわれていることを知っていましたか? 健康にいいというイメージがあるスポーツですが、激しい運動はかえって悪影響になる場合があるようです。今回はそんな運動と免疫力、そして健康についてのあれこれをご紹介いたします。

■激しい運動を続けると免疫力が下がる?

毎日激しい運動を続ける一流のスポーツ選手ほど、風邪をひきやすかったり、ウイルスに感染しやすかったりすることがあります。それは毎日激しい運動を続けることで筋肉が日々損傷を受け、常に腫れや炎症におそわれるようになってしまうためです。毎日腫れや炎症を起こすほど運動をすると、体は炎症を防ぐために免疫機能を自然と落としてしまうことがわかっています。

■運動をするとかかりやすいオーバートレーニング症候群とは?

また激しい運動を継続的に続けている場合、オーバートレーニング症候群という症状にもかかりやすくなることがあります。これは過度な運動によって体が疲れを十分に回復できず、疲労が積み重なってしまうことで起きる症状です。

オーバートレーニング症候群にかかると慢性的な疲労が続くほかに、心肺機能の低下や自律神経の異常を起こしやすくなり、睡眠障害・食欲不振・体重減少などさまざまな症状に見舞われやすくなります。

■運動のやりすぎには注意が必要

適度な運動は生活習慣病を予防できるほか、最近ではうつ病の予防にも効果的だということがわかってきています。ただし上記のように、アスリート並みの激しい運動を継続することはいろいろと心配な面も多いようです。

厚生労働省によると、生活習慣病予防のため・健康な身体の維持のためには息が切れないような運動、ウォーキングや犬の散歩、掃除、自転車に乗る程度の運動を1日60分するのがよいとされています。体力づくりのためには、息が弾んで汗をかく程度の運動(スポーツやトレーニング運動)を1週間に30分×2回行うのがよいとされています。

健康づくりのために日々積極的に取り入れたい運動ですが、やりすぎには注意。体と心がちょうど気持ちいいバランスを維持しながら、大学生のみなさんもぜひ適度な運動を日々の生活に取り入れてみてくださいね。

文・ファナティック

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