中高で800時間も英語に触れた大人の「やりなおし学習」成功法

| Suzie(スージー)
中高で800時間も英語に触れた大人の「やりなおし学習」成功法

きょうご紹介するのは、『第二言語習得論に基づく、もっとも効率的な英語学習法』(佐藤 洋一著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)。

聞きなれない言葉ですが、「第二言語習得論(Second Language Acquisition)」とは、効果的な外国語学習方法を科学的に探究している分野。

中学・高校で英語を学んだものの、習得するには至らないまま大人になった人が、最短距離で成果を上げるために必要なことを示したものなのだそうです。

■大人の頭で学びなおす手順

英語学習については一般的に、「早く学べば学ぶほど効果的」というようなイメージがありますよね。

しかし、大人の頭で学びなおすことによって、短期間で英語力をアップさせることができるというのです。

そんな方法が本当にあるのかと疑いたくもなりますが、具体的には次のような手順を踏むのだとか。

(1)文法のコアを、自然順序仮説に沿って学習する・・・2ヶ月

(2)十分な量の英語をインプットする・・・2ヶ月

(3)受信型の英語」から「発信型の英語」へ切り替える・・・2週間

(4)「発信型の英語」から「相互理解のための英語」へ切り替える・・・1ヶ月

(5)自分の英語をモニタリングする方法を身に付ける・・・2週間

(6)学習方法をカスタマイズし、学習を継続する

最初のステップは、英文法のコアを押さえること。

その際、「論理的な思考が得意な大人の頭がどのように文法知識を習得していくかについての理論」に基づいた順序で学習していくことが重要なのだといいます。

次のステップは、インプットを蓄積すること。現在の自分よりも少しレベルの高い英語を、おもにリスニングを通して大量に取り込んでいく作業。そんな方法からもイメージできるとおり、「質より量」がポイントになるそうです。

次いで必要となるのは、理解するだけの「受信型の英語」から「発信型の英語」へのモード切り替え。この作業には、短い英作文やスピーチが役に立つといいます。

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