某自治体の"内部マニュアル"を入手!生活保護の巧妙な抜け穴とは?

某自治体の"内部マニュアル"を入手!生活保護の巧妙な抜け穴とは?

 ある自治体の生活保護のマニュアルを担当者から入手した。それは生活保護基準額表と呼ばれている文書であり、日付を見ると今年の4月1日付になっている。当然公務員の守秘義務、取材対象の秘匿の為に、それらの文書は本文中のコラージュでしかお伝えは出来ない。

 筆者は離婚してシングルマザーとして頑張っているみたいに見える母親と接触を持った。実はこの文書の以前から接触していた人間であったのだが、この文書を入手後再度接触し、色々な話を聞いた。

 生活が苦しい為に離婚する。これは立派な離婚の理由ではあるが、それを逆手に取って離婚を一つの生活する手段として行う人間がいるのも現状だ。子供が多い場合には児童扶養手当を狙って離婚する夫婦も多い。それは当たり前ではある。自治体によっては義務教育まで医療費が無料とかの過剰とも言えるサービスを行っているからだ。

 接触したのは、当初は偽装離婚までして数人の子供を育てる女性だ。

「私は離婚して児童扶養手当と生活保護で食べている様なモノです。うちには中学生の長男を初め4人の子供がいますから。働きに出たくても中々職が見つからなくて」

 児童扶養手当とは父母が離婚した、父又は母が死亡した、父又は母が一定程度の障害の状態にある、父又は母が生死不明である、その他これに準じるもの 父又は母に遺棄されている児童、父又は母が一年以上拘禁されている児童、母が未婚のまま懐胎した児童その他である。

 この家庭には毎月5万円以上が国から支払われる。当然生活保護費からは単純な収入と認定され差し引かれるが、毎月5万円以上の主婦のパートなどは結構見つかるが、いかに楽をしてお金を貰いたいか、と思っている彼女にはそれは通じないのだ。

「これが毎月振り込まれればいいのですが、3ヶ月に1回だから、その日は舞い上がって焼肉とかに行きますね」

 彼女は生活保護も支給されているが、生活保護の受給と違い、児童手当の受給は窓口も違い、至って簡単である。旦那が懲役に行っている場合はその事実はすぐに確認出来るし、離婚に至っても当然住民票、戸籍などで確認は簡単だ。では、なぜ偽装離婚までしたのか?

「うちは旦那とは形式で離婚しています。それは甲斐性が無いのが一番の理由です。

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