スクラムを組む日本代表とスコットランド代表(撮影:松本かおり)<リポビタンDチャレンジカップ2016 第2戦>日本代表 16-21 スコットランド代表(6月25日/東京・味の素スタジアム)
始動して約2週間で、前年度のワールドカップイングランド大会8強のスコットランド代表を迎えた。2連戦の2戦目は終盤までリードを保つも、5点差で惜敗。ここで悔しがるのが、いまの日本代表の姿である。
この国の梅雨らしい蒸し暑さに、アウェーの相手は難儀。かたやジャパンは、SO田村優のパスとキックの差配で首尾よく戦った。前半19分に先行後、しばしリードを保った。
スコアが16-9となった折、スコットランド代表は主将のSHグレイグ・レイドローを投入。日本代表はここから、公式で「34,073人」のため息を誘うこととなる。
「皆に合わす顔がない」とは、ノーサイド直後のLO小瀧尚弘である。
7点リードを守りたかった後半12分、自陣22メートルエリアでLOジョニー・グレイにタックルを放つ。
押し返したかったところだが、「足が止まって、受けてしまって」。群青色の下敷きとなった赤白のLO小瀧は、接点から展退しないノット・ロールアウェーと判定された。
相手のSHレイドローがペナルティゴールを決め、16-12とした。
空中戦のラインアウトでは長身ジャンパーから逃れるサインコールで魅せたLO小瀧は、顔中に傷を作って収穫と課題を語るのみだ。
「前に出られたら互角にやれた。あとは、それをずっと続けられるか…」
攻めても加点できなかった。例えば16-15と迫られ迎えた、後半22分頃。
テンポ良い連続フェーズで巨躯揃いの防御をふらつかせる。
約7分前に登場のCTB小野晃征は、「前半で相手の足が止まった」。試合中盤からは、横幅の広い守備網に対し縦、縦と境界線を破りにかかった。
ゴールライン手前の接点に入り、SO田村へ球を渡す。そのSO田村が相手を巻き込んだ、さらに右側へ回り込む。SH内田啓介からパスをもらい、右ポスト手前へ直進する…。
ここで、落球した。