チームが最下位に沈む中、今年も大爆発する燕の若きスター。彼を巡って、2大球団が火花を散らしている。
“トリプルスリー男”こと山田哲人(23=ヤクルト)の勢いが、今季も止まらない。6月11日のロッテ戦で、2年連続となるリーグ最速20号本塁打。今年も快調にかっ飛ばしているのだ。「日本人では、2年連続は97、98年の松井秀喜以来。しかもペナントレースの半分にも満たない65試合で、20本です。このまま本塁打を量産していけば、年間44本のペースですよ」(スポーツ紙記者)
もちろん、トリプルスリー男だけに、量産しているのは、本塁打だけではない。6月16日現在(以下同)、打点は50で、リーグ1位。打率こそ.318でリーグ2位だが、盗塁数は17と断トツ1位の記録を叩き出しているのだ。「この調子なら、2年連続トリプルスリーはほぼ確実。それどころか、三冠王、いや、盗塁王を含めた四冠王となってもおかしくないですよ」(前同)
プロ野球評論家の黒江透修氏は、山田の大活躍をこう分析する。「体は決して大きくない山田ですが、ボールを軸足で捉え、うまく体を回転させて打っている。そのおかげか、去年より飛距離が伸び、打ち損じたボールもスタンドに入るようになっているんです。昨季を超える数字も期待できますよ」
昨年に続く山田フィーバー。球団幹部も、さぞホクホク顔かと思いきや、実は頭を抱えているという。「問題は、ヤクルトの懐事情ですよ。昨季の優勝で、ヤクルトの外国人を除く選手の平均年俸が、12球団中11位から、一気に5位に跳ね上がってしまったんです。そこに加え、山田が2年連続トリプルスリーとなれば、2億2000万円の年俸が、4億円近くになるでしょうから、それだけの年俸を球団が払い続けられるのかと心配の声が上がっているんです」(同)
確かにヤクルトは、優勝した昨年でさえも、年間の観客動員数が、巨人の約300万人の半分近い約165万人。今年も、1試合当たり2万3360人と、セ・リーグで断トツの最下位なのだ。
ヤクルト山田哲人を狙う「巨人VSソフトバンク」獲得バトル
2016.06.29 10:30
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