「いきなり妻から三行半を突きつけられ、寝耳に水だった」といった男性の話をよく聞きます。男性陣にしてみたら、自分の何が悪かったのかさっぱり分からないことでしょう。それもそのはず、男性にとって些細なことが、女性にとっては重要なことだったり、実は男女で「パートナーへの評価の仕方」が違うからです。
そこで今回は、「男女の評価システムの違い」について、黒川イホコ先生にお聞きしました。
まず最初に知っておいてほしいのは、男性は妻の評価なんかしないということ。男性脳にとっては、「この人が妻(ステディな恋人)」と決めたら、それはチームになるということなのです。高校野球のチームで、「こいつ、嫌なやつだから、ボールなんて投げたくない」なんて選手の話、聞かないでしょう? 好きか嫌いかなんて関係ない。チームだから共に着替え、共に走り、ボールもちゃんと投げる。男性はそうした感覚で妻と接しています。
ラガーマンの男友だちが、こう言ったことがあります。「男は、チームメイトに多少呆れたことがあっても、イラっとしても、試合が始まれば、ちゃんとボールをパスする。妻とも同じだと思っていたのに、女はその日の機嫌で、無視したりするよな。あれがわからない」
私はこの話を聞いて逆に、「日々の行いに関わらず、妻は妻、と思える感覚のほうがわからない」と思いました。
男性脳は、自分の身体の一部のように、妻をとらえます。「美しいから」「優しいから」「賢いから」なんて、いちいち評価しません。自分の右手の機嫌を取らないように、妻の機嫌を取らない。自分の左足を褒めないように、妻を褒めない。で、時々、ぎくしゃくする“右手”や“左足”にうんと驚いて、機嫌をとろうとサプライズをしたりします。
しかし女性陣からしたらサプライズで挽回しようなんて、甘すぎるというもの。というのも私たち女性は、「日ごろのさりげない行動」で常に、その人と一緒にいる意味をはかっているからです。