梅雨が明けるとアウトドアを楽しむ機会が増え、なかでも夏の暑さをしのぐために涼を求めて海や川へ出かける回数が増える事と思いますが、気を付けたいのが“水の事故”です。
筆者家族も今年の夏に海や川で遊ぶ予定があるので、いざという時に備えて筆者自身が応急処置講習会へ参加してきました。
今回は、「夏のレジャーに知っておきたい“心肺蘇生法”」体験談を交えてご紹介します。
■救急車は来るのに8分以上かかる!応急処置は「時間」がカギ
警察庁によると「平成26年に起こった子どもの水難事故」は475件で、人数は576人、うち死者・行方不明者は239人と、事故に遭った子どもの約4割は亡くなっている調査結果が出ています。件数で言えば、2件に1件が死亡事故となっていることがわかります。
水難事故に遭った時の応急処置として“心肺蘇生法”があり、心肺停止後2分以内に心配蘇生が開始された場合には90%程助かりますが、4分では50%、10分後には助かる確率は急激に落ち時間と共に生存率が低くなります。
ちなみに事故が起こった時に呼ぶ救急車ですが、到着までの時間は全国平均で約8.5分なので、救急車が到着するまでに周りの大人達がどのように処置するかが子どもの命を救う重要なポイントになります。
具体的な対処法について、写真を交えながら紹介します。
■赤ちゃん、子どもへの心肺蘇生法はこうやる!
(1) 意識を調べる
1歳未満の赤ちゃんの場合は足の裏、1歳以上の子どもは肩を叩いて刺激を与えながら「聞こえる?」「○○ちゃん」等の呼びかけをし、意識があるか確認します。
(2) 助けを呼ぶ
1人で対応するのはとても大変なので、周りの人に助けを求め、複数名に協力して貰える場合「あなたは救急車を呼んでください」「あなたはAEDを持って来て下さい」と指名して具体的に役割を指示しましょう。
(3)気道の確保
写真の様にアゴ先を2本の指でクイッと持ち上げると、喉に落ちていた舌が邪魔することなく気道を確保する事ができます。